第十一番 上醍醐 准胝堂 : 西国三十三所

准胝堂の創建は、貞観18年。醍醐寺開山、聖宝理源大師が開山のおり、醍醐水の辺の柏の霊木から准胝観世音菩薩を彫り、その柏の木があった場所にお堂が建てられたのが最初とされる。その後、何度か焼失したがそのつど再建されてきた。現在平成20年8月の落雷が原因による火災によりお堂が焼失したため、下醍醐・伽藍内の観音堂に、准胝観音を安置し、参拝、納経、朱印をお受けしている。尚、毎年5月15日から21日の間、准胝観音総供養として秘仏をご開扉する。開白の15日は准胝観音曼荼供法要、18日に中日法要、21日に結願法要が厳修される。

御詠歌  逆縁も もらさで救う 願なれば 准胝堂は たのもしきかな
宗派 真言宗醍醐派(総本山) 開基 聖宝理源大師
御本尊 准胝観世音菩薩 創建 貞観16(874)年

参詣ガイド 地図 大きな地図で見る

住所
〒601-1325 京都府京都市伏見区醍醐東大路町22
交通
  • JR山科駅から地下鉄東西線約8分・醍醐駅2番出口から観音堂まで徒歩約20分。
  • JR京都駅八条口ホテル京阪前から京阪バス山急乗車、醍醐寺下車観音堂まで徒歩15分。
  • JR六地蔵駅から地下鉄東西線約4分・醍醐駅2番出口から観音堂まで徒歩約20分。
  • JR山科駅・六地蔵駅から京阪バス乗車、醍醐寺前下車、観音堂まで徒歩約15分。
駐車場
■駐車料金
 大型車(約8台収容) 年中 2,000円
 乗用車 年中 1,000円
 バイク・自転車 年中 無料
■駐車場入庫可能時間
 9:00~16:45
 ※冬期のみ(12月第1日曜日の翌日~2月末日): 9:00~15:45
 
拝観料
■通常期(春期 3/20~5/GW最終日除く)
拝観券【通常期】 (三宝院庭園・伽藍の二箇所)
 個人 大人 1,000円, 中学・高校生 700円 ※小学生以下は無料
 団体 大人20名以上 800円, 中学・高校生20名以上 600円
三宝院御殿特別拝観【通常期】
 個人・団体 大人・中高生 500円
霊宝館本館・平成館特別展示
 個人・団体 大人・中高生 500円以上 文化財維持寄付金
霊宝館庭園・仏像棟【通常期】
 無料
■春期 3/20~5/GW最終日
拝観券【春期】 (三宝院庭園・伽藍・霊宝館の三箇所)
 個人 大人 1,500円, 中学・高校生 1,000円 ※小学生以下は無料
 団体 大人20名以上 1,300円, 小人20名以上 800円
三宝院御殿特別拝観【春期】
 個人・団体 大人・中高生 500円
霊宝館本館・平成館特別展示
 個人・団体 大人・中高生 500円以上 文化財維持寄付金
■通期
上醍醐入山料
 個人 大人 600円 ※拝観券をお持ちの場合は500円
 個人 中学・高校生 400円 ※拝観券をお持ちの場合は300円
 ※小学生以下は無料
 団体 大人20名以上 500円, 小人20名以上 300円
 
拝観時間
3月1日~12月第1日曜: 9:00~16:30
12月第1日曜翌日~2月末日: 9:00~16:00
拝観・納経受付は閉門30分前
納経は観音堂もしくは三宝院にて(シーズンにより変更)
納経時間
拝観時間同様
電話
075-571-0002
ウェブサイト
https://www.daigoji.or.jp/
SNS
一月六日 初聖宝会
二月三日 節分会
二月十五日~二十一日 五大力尊仁王会前行
二月二十三日 五大力尊仁王会大法要
三月春分の日 春季彼岸会中日土砂加持法要
五月十五日 准胝観世音菩薩ご開扉法要
七月六日 開山忌
八月五日 醍醐山万灯会
八月六日 虫除け虫封じ祈願法要
九月秋分の日 秋季彼岸会中日法要
毎日
午前十時三十分と午後二時
観音堂でお勤め(観音経・般若心経)を読誦しております。
毎月二十九日
(閏年以外の二月は二十八日)
五重大塔開扉納経法要

◆醍醐寺の創建
貞観16年(874)、聖宝。聖宝理源大師は上醍醐山上で地主横尾明神(よこおみょうじん)の示現によって霊泉(醍醐水)を得た。そして小さな堂宇を建立し、准胝(じゅんてい)観音像・如意輪観音像を安置したのに始まる。

◆醍醐天皇と醍醐寺
醍醐天皇の御願によって、延喜7年(907)に薬師堂が建立され、また五大堂が落成されて上醍醐の伽藍が完成した。 ひきつづいて下醍醐の地に伽藍の建立が計画され、延長4年(926)に釈迦堂が建立され、ついで天暦5年(951)に五重塔が落成し、下伽藍の完成をみた。

◆平安末期の醍醐寺
醍醐寺は、政治の中心にあった人達との交渉も深く、例えば藤原一族に代わって大きい権力を持っていた権門源俊房(けんもんみなもとのとしふさ)の系統(醍醐源氏)の人が座主(ざす)として幾代も続いた。 そして座主勝覚(しょうかく 俊房の息子)の時代に山上・山下共に伽藍がことごとく整備され、永久3年(1115)に三宝院が建立され醍醐寺発展の基礎が確立された。

◆後醍醐天皇と足利尊氏
南北朝時代には醍醐寺内部において、後醍醐天皇と弘真(文観僧正)、足利尊氏(あしかがたかうじ)と賢俊の交渉などがあって、二派にわかれて対立した状態が続いた。その当時の政治的緊張を示す資料がいくつか残されている。

◆静寂の上醍醐と華麗な下醍醐をもつ大伽藍
醍醐寺は山上を上醍醐、麓を下(しも)醍醐と呼び、合わせて九十余りの堂塔が配置されている。西国弟十一番札所である准胝堂は、醍醐寺で最初に建立されたお堂で、昭和43年に再建。下醍醐の女人堂より1時間ほどの上醍醐に位置する。 開山後、醍醐、朱雀、村上三帝の帰依(きえ)を受け、延喜7年(907)には醍醐天皇の御願による薬師堂を建立。新たに五大堂も落成し上醍醐の偉容が完成した。それに引き続き下醍醐にも伽藍の建立がすすみ、延長4年(926)には釈迦堂が、次いで天暦5年(951)に五重塔が落成、下伽藍の完成を見た。 下醍醐は豊臣秀吉の「醍醐の花見」でも名高い桜の名所で、五重塔、金堂、三宝院など、数多くの文化財を有する華麗な伽藍である。そして薬師堂を中心とした上醍醐は、清瀧権宮(せいりゅうごんぐう)本殿並びに拝殿、五大堂、如意輪堂、開山堂など、山上密教寺院の清浄な気に満ちた趣があり、それぞれに味わい深い建物である。

◆寺名の由来ともなった「醍醐水」
准胝堂(じゅんていどう)の近くにある「醍醐水」は、寺の創建から、千年余り経た今も清水が湧き出る霊泉である。聖宝・理源大師が初めてこの山に登山された折、老翁が現れてこの湧き水を飲み、「ああ、醍醐味なるかな」と賞賛。伽藍の創建をすすめたとされ、寺名の由来ともなった。汲み上げた清水はお堂の前でいただくことができ、ありがたい醍醐味が味わえる。

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5種類のフレーバーのマカロンラスクに「醍醐寺」の文字、金堂、菊御紋、五七桐紋、五重塔をフードプリンターでプリントしました。
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