第十八番 六角堂 頂法寺 : 西国三十三所

聖徳太子が創建したと伝わる。室町時代からは町衆とのかかわりが深い町堂にもされた。本堂が六角の建物なので六角堂と呼ばれ、華道家元池坊の本拠として知られる。親鸞聖人が百日間の六角堂への参籠を経て浄土真宗開宗のきっかけを得られたことは有名。昔からここが京都の真ん中といわれ、その証拠品という「へそ石」が境内に残る。

御詠歌  わが思う 心のうちは 六の角 ただ円かれと 祈るなりけり
宗派 天台系単立 開基 聖徳太子
御本尊 如意輪観世音菩薩 創建 用明天皇2(587)年

参詣ガイド 地図 大きな地図で見る

住所
〒604-8134 京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町248
交通
  • 京都市営地下鉄「烏丸御池」駅5番出口から徒歩3分
  • 阪急京都線「烏丸」駅21番出口から徒歩5分
駐車場
無 近くに私営駐車場有
拝観料
境内自由
拝観時間
6:00〜17:00
納経時間
8:30〜17:00
電話
075-221-2686
ウェブサイト
http://www.ikenobo.jp/rokkakudo/
正月三ケ日 初詣
正月五日 正月五日 初生け式
正月十八日 初観音
二月二十二日 太子祭
三月中旬 春の花展
四月八日 花まつり
六月三十日 道祖妹子祭
七月二十八日 唐崎明神例祭
十一月中旬 旧七夕会 池坊全国華道展
十二月十八日 しまい観音

「六角さん」の名称で、京の町の人々に昔から親しまれてきた六角堂は、寺号が紫雲山頂法寺。西暦587年、聖徳太子を開基として創建されたと伝えられています。本尊は太子の護持仏といわれる御丈1寸8分(約5.5cm)の如意輪観世音菩薩で、平安時代から霊験をたたえた記録や説話も数多い。平安遷都の折、東西小路のひと筋が通る所に六角堂があたってしまい天皇が使者をたてて今少し南北どちらかに御動座頂くよう祈願されると、礎石(へそ石)一つ残し御堂がにわかに5丈(約15m)ばかり北へ退いた話は有名です。

境内東北隅には聖徳太子を祀った太子堂があり、2才の頃の南無仏像が安置されています。この地は、太子沐浴の池の跡ともいわれ、池のほとりに小野妹子を始祖とする住持の寺坊があったところから「池坊」と呼ばれ、この池坊代々の執行によっていけばなが完成されました。つまり、六角堂はわが国のいけばな発祥の地なのです。

六角堂は西国巡礼三十三所の第十八番札所でもあります。花山法皇が996年正月、六角堂へ行幸されたのが巡礼の始めと伝えられ、観音信仰が盛んになるにつれて霊場として庶民の信仰を集めるようになりました。

また親鸞上人が毎夜比叡山から六角堂に百日間参籠りをされ、夢中のお告げによって浄土真宗を開かれたといわれています。

六角堂は創建以来、十数度の火災にあっていますが、人々の信仰のおかげでその都度再建され、現在の建物は明治10年(1877年)に再建されたものです。

月柳

月柳
6個 850円

六角堂の柳をイメージした、くちどけの良いこし餡のまんじゅう。包装紙の柳は片岡鶴太郎氏筆。
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へそ石餅

へそ石餅
10個 750円

六角堂境内にある、京の中心を示すといわれる「へそ石」を模した餅菓子です。
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おうす〔へそ石餅付き〕

おうす〔へそ石餅付き〕
500円

お茶所にて