第三番 粉河寺 : 西国三十三所

粉河寺は和歌山県の北部を流れる紀ノ川の北岸にあり、 JR和歌山線粉河駅から大門まで門前町を形成し、約800mの道程である。

御詠歌  ちちははの 恵みも深き 粉河寺 ほとけの誓ひ たのもしの身や
宗派 粉河観音宗(総本山) 開基 大伴孔子古
御本尊 千手千眼観世音菩薩 創建 宝亀元(770)年

参詣ガイド 地図 大きな地図で見る

住所
〒649-6531 和歌山県紀の川市粉河2787
交通
  • 電車:JR和歌山線粉河駅下車 門前町徒歩15分
  • バス:JR阪和線熊取駅下車 粉河行乗車 45分 終点より門前町徒歩15分
  • バスの時刻等のお問い合わせ ※0736-75-2151:和歌山バス
  • 車:京奈和自動車道 紀の川 東インターより3㎞ 約5分
    ※当地でのお泊りは、指定旅館をご紹介いたします。
駐車場
(100台)有料
拝観料
境内は無料
重要文化財 粉河寺本堂の内陣拝観 お一人400円
拝観時間
8:00〜17:00
納経時間
8:00〜17:00
電話
0736-73-4830
ウェブサイト
http://www.kokawadera.org/
一月一日~三日 初詣
三月三日 紀の川雛流し(午後一時)
旧暦の初午の日 採灯大護摩供会(午後二時半)
八月九日 施餓鬼会(午前四時~午後十時)
八月十五日 不断経会と送り火(午後一時~午後五時)
十月第三または第四土曜日 曼荼羅供会(午後一時半)
十二月十八日 童男会(午前六時~午後三時)
午前六時開帳法要
午後一時半 観音目例法要
午後三時 閉帳法要
毎月十八日 観音月並法要(午後一時半)
但し 八月は十五日 十二月は童男堂に変更

奈良時代末、宝亀元年(770)、大伴孔子古が草庵を結び、千手観世音菩薩を本尊として粉河寺は創建された。 鎌倉時代には七堂伽藍が整い隆盛を極めたが、天正13年(1585)豊臣秀吉の紀州征伐により全山灰爐に帰し、現在の諸堂は江戸時代に再建されたものである。

本堂、大門、中門、千手堂の4棟は国指定重要文化財、紀州の青石と蘇鉄、サツキを配した桃山時代作庭の粉河庭園は国指定名勝、大伴孔子古がこの地に草庵を結び本尊千手千眼観世音菩薩を祭った粉河寺草創の縁起と、千眼観音の化身である童男行者が河内国の塩川佐太夫長者の娘を病気から救う観音霊験記を表した粉河寺縁起絵巻は国宝に指定されている。

粉河寺には、ソメイヨシノの桜の木が150本余りあり、春には境内全体が桜で彩られる。