第二十三番 勝尾寺 : 西国三十三所

「勝ち運の寺」「勝ちダルマ」の寺として知られる古刹。勝ち運信仰の歴史は古く平安時代まで遡る。境内には勝ち運成就したダルマが所狭しと奉納されており、山門より見上げる八万坪の境内は、じつに壮観。特に桜、シャクナゲ、アジサイ、紅葉など季節の花木が咲き誇る。

御詠歌  重くとも 罪には法の 勝尾寺 ほとけを頼む 身こそやすけれ
宗派 真言宗 開基 開成皇子
御本尊 十一面千手観世音菩薩 創建 神亀4(724)年

参詣ガイド 地図 大きな地図で見る

住所
〒562-8508 大阪府箕面市勝尾寺
交通
  • JR大阪駅 又は 新大阪駅より大阪メトロ御堂筋線/北大阪急行(直通)箕面萱野駅下車、阪急バス8番乗り場から勝尾寺行き 勝尾寺停下車
駐車場
(約200台)※繁忙時は予約制(詳細は公式ホームページ参照)
拝観料
大人 (高校生以上)500円
子供 (小・中)400円
未就学児 100円
2歳以下 無料
拝観時間
平日 8:00〜17:00/土 8:00〜18:00/日祝 8:00〜17:00
拝観受付は閉門30分前
納経時間
平日 8:00〜17:00/土 8:00〜18:00/日祝 8:00〜17:00
納経受付は閉門30分前
電話
072-721-7010
ウェブサイト
https://www.katsuo-ji-temple.or.jp
毎月十八日 観音縁日法要
一月一日(元旦)~
二月三日(節分)
新春特別祈願
一月中 初詣・お正月
一月二十八日 三宝荒神大祭
二月中 試験合格祈願
二月三日 節分
三月中旬 春季彼岸法要
四月中 法然上人御忌法要
九月中旬 秋季彼岸法要
十月二十九日 宮内庁 御正辰祭(初代座主の祥月命日)
十一月中 夜間特別ライトアップ
十一月中 無事成長祈願(七五三)
十一月二十一日 御影供(みえく)
十二月下旬 歳末ダルマみくじ集め
十二月二十八日 お焚きあげ法要(勝ちダルマ・古札など)
十二月三十一日 大晦日

 大阪の真北に位置する勝尾寺は、明治の森箕面国定公園の中にあり標高400mを超える山寺ではあるものの、道路はきれいに整備されている。山門をくぐると、本堂や多宝塔など数多くの堂塔が立ち並び、広々とした境内が眼前に広がる。参拝入口には、お土産ショップ が併設された無料休憩所があり、参拝客やハイカーで賑わう。年中、「大阪にこんな自然があったとは!」と思う程の景色が広がり、特に、桜、シャクナゲ、アジサイ、紅葉の時季には多くの参拝客や観光客で賑わう。

 奈良末期、神亀4(727)年、双生児の善仲(ぜんちゅう)、善算(ぜんさん)の両人が山中に草庵を構え、光仁帝皇子開成(桓武天皇の異母兄)が両上人と共に仏界を求め、宝亀6(775)年に弥勒寺を開創した。次いで宝亀11(780)年、「妙観」という観音化身の比丘が白檀香木で丈八尺の十一面千手観音を彫刻し、弥勒寺の本尊として安置した。その像を刻む時、「妙観」は18人の童子を伴って現れ、7月18日から8月18日までの一カ月で完成させた。観音縁日が18日であるのはこれに由来するという。

 勝尾寺と改称したのは平安時代であり、第六代座主「行巡」が清和天皇の病気平癒を祈り、効験を示したことから王に勝つ寺「勝王寺」の寺名を賜った。しかし、寺側はあまりにも畏れ多いと「王」を「尾」に差し替え、勝尾寺と称する様になった。

 上記のような事から、勝尾寺は勝ち運祈願の寺として全国的にその名を馳せ、源氏、足利氏、豊臣氏ら各時代の覇者達の尊崇を集める事となる。のちに、人生全てに「勝つ」寺として「勝ち運」信仰の歴史を辿り、現在では、試験、病気、選挙、スポーツ、芸事、商売などあらゆる勝負の成功を祈る人たちが参拝し、勝尾寺の勝ちダルマを授かりに訪れる。

勝ちグミ

勝ちグミ
1袋 139円

UHA味覚糖と勝尾寺がコラボした勝ち運祈願グミ。受験やスポーツの試合を控える方へのお土産に最適です。
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勝ちダルマクランチチョコ

勝ちダルマクランチチョコ
1箱(10個入) 951円

多面体パッケージで勝尾寺の勝ちダルマを表現。中にはクランチチョコが10個入っています。
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